izaharu’s blog

福岡大学/商学部 商学科/モリタゼミ所属

📚 福大のキャッチコピーを考える

 

 今回のゼミは初めに「福大の使い方」をみんなで出し合い、その後は受験前の高校生向け「福大キャッチコピー」についてディスカッション。

 

 フレーミングという”モノの捉え方を変える”手法を教えていただき、福大をどう捉え、何を切り取り、いかに表現するか…短時間だったこともありかなりの難問でした。とはいえ悩めるということはそれだけ複雑な要素を引き出せたということ(ポジティブかよ)、メンバーの意見を聞いていると「森田ゼミっぽい視点だなぁ」とふと思ってしまう場面がいくつもあった😏

 

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□創る第一歩

 

 グループに分かれての活動でまず考えたのは、メッセージを受け取るユーザーがどんな人なのか(あえてざっくりとした概念で)。お題は”受験前の高校生”だけでしたが、その人たちが大学を意識する瞬間はいつなのか、ポスターを見るという場面にはどんな流れで行動するのか、実際感情の動きはどうなんだろう、などなどユーザーにできるだけ寄り添い意見を出し合いました。

 そこから出たキーワードは「推薦組」メンバーが推薦入学だったこともあり、この特定層を狙って打ち出す広告を考えることに決めました。一般入試とは異なる推薦組の表面的な悩みからポロっと本質的な部分も振り返れて、いろいろ発見のある時間だった。以前なら”キャッチコピー作り”の時間に時間を割いていたけど、今回は7割くらいはユーザーの価値観やスタイルについて議論していたように思う。

 やってやろう!!ことはなく、自然とこうゆう考え方を重視できるようになったことは成長であると思うし、発想から刺激をもらうことが多くて楽くてワクワクします。

 

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□相手の弱みに寄り添う⁉︎

 

 面白いと思ったのは、発表の時にどのグループも「不安・心配」に触れていたこと。何かを提供する時に相手の不安要素を見極めることは当たり前なのかもしれないけど、見過ごしてはいけない重要なポイントだなと学びました。弱みはその人の本質が最も現れる部分で究極的なプライベート感情🤔。そこを無視することはそもそもの前提として狙えてないことになりますもんね。響く響かないの結果も得られないくらい的を自ら外している状態のような気が。それらも含めてユーザーに共感し、0から1なのか1から2なのかを想起させるキャッチコピー…それは悩んで正解案件だなと振り返りながら考えておりました。

 

 ちなみに、「不安・心配」の源?が私たちの班は他と少し違いました。それは推薦組ならではの劣等感や重圧を考慮したから。推薦組って考えれば考えるほど、自分で自分の責任を負うことが出来ない?ように思えてきます。「ステークホルダーを考えてみて」というアドバイスを途中頂きましたが、関係者が少ないようで多い。だからこそ、自分自身の不安に加えて周りの環境に対するストレスもマイナス要素として取り込んでしまうようなイメージが湧きました。

 

 結果的に「大学以上 社会人未満」。キャッチーだけどお堅い感じ、推薦組感あって個人的に好きなコピーです。夢とか希望とか未来のことより、自分自身が自信をもって行動を起こせる場所。そういう安心感を伝えたくてこのキャッチコピーにしました。

 

 文字を見ただけでは、込めた意味合いのすべては伝わりきらないから本当に難しい。受け取る人はその人のフィルターで考えるから、分かりやすさに寄せるのかニュアンスでとらえるのかもまだ見極めきれない。初めてだから当たり前だけど、納得できない悔しさが残るキャッチコピー作りでした😑

 

 広告関係のお仕事はクリエイティブカッコいいけど、クリエイティブすぎて脳がパンクや🤯でも文章を書いたり、想像(=妄想)は好きだから楽しさも見つけられた気がします。