izaharu’s blog

福岡大学/商学部 商学科/モリタゼミ所属

📚 古典③

源氏物語 第3部 宇治十帖の続編について考える』

 

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■恋愛あるある

 専門的に古典を習ってこなかった私にとって、古典=”昔話”というイメージが強かった。まだまだ知らない分野には手を出してみたくて今期は「日本文学」の講義を取ってこともあり、急激に昔の話を知る機会が増えたのはうれしい限り。

 

 とはいえ日本文学で習うものは今昔和歌集の内容で、源氏物語とは少し違う。今昔和歌集は教訓が含まれていることが多い?(怨念が生霊や死霊になって、罰をくだすオチ多め)のに対して、源氏物語はかなりロマンチック🤍

 現代とは制度や環境が違うのに、価値観は違う部分も同じ部分もあることが面白い。イケメン2人の間で揺れ動く乙女心の元祖が紫式部ならば、現在までそのキュンポイントは圧倒的不変。どのご時世でも”禁断”のスリル要素が恋愛物語には必要みたいだ。

 

 古典の主流恋愛物語がベタな恋愛物語ならば、現代はそれに派生したような話に人気があるように思える。ベタ中のベタも安定の人気だけど、今の恋愛事情、「婚活」「事実婚」「家庭と仕事との両立」などに焦点をあてたものだ。社会現象になったドラマはトレンディから、生活そのものや価値観に向き合う内容が多くなっている。平安時代には制度うんぬん問題ではなくて、きっと当時は考えもしない異端な考えなんだろう。今の私たちの一般常識は。

 

 私たちが今楽しんでいる上記のような内容の話が100年、200年後はどのように読まれるのだろうか?”古典”として扱われて、議論される場面を想像すると不思議な気持ちになる。これまで学問として残ってきたとこ、将来まで残ることにどんな意味があるのか?

 

 

■私にとって古典とは・なぜ古典が必要なのか

 

 「ふ~ん」「へ~」の独り言がこれまでの教養科目のうちNo1だった古典。理由としてはきっとシンプルで、一つは横山先生の講義を純粋に楽しめたこと。「知識がないのについていけるのか」と不安な気持ちだったけど、すごく分かりやすい説明で興味津々でした。はやりのモノをタイムスリップした内容で毎回ウキウキしながら講義を受けることが出来たのは、非常にありがたい経験になりました☺️

 

 もう一つは「ふ~ん(おもしろ)」と昔と今の違いを相対的に考えることで、当たり前の”常識”や”価値観”を当たり前だったんだな、と思えることだと思う(説明下手すぎる) 

 これは上記の恋愛話を書いているとき、ふと感じたこと。「比較して分かったことを述べよ」というよりは、それが違うこと、または同じであることから何が見えるのか。と考えることができたと振り返れば感じる。(授業中は気づいてない)私の場合それの結果が、(矛盾しているけど)現代を映し出してくれたものだった。

 

 「常識を疑って見ろ!」というのは正直難しい💦疑う方向性も自然と狭まっているように感じてしまって、結局ターゲットの一か所を深く掘っていくにすぎないと思うから。でも古典くらい断絶的で遠い存在だからこそ、ピントを遠近合わせながら考えることが可能なんだと思う。

 もちろんそのどちらも備えられたら良いのかと思うけど…そのイチ提示として今回古典に出会えたことはチャンスかも。取り込めるかは私次第!

 

 

 自己管理が不十分で全くブログ更新できなかった…最低ライン72時間を大幅オーバー。残したメモは見れても、きっと大切なことから記憶は漏れていく。

 

 計画的に動いているつもりでも上手くいかない原因を早く見つけなければ